ブルーベリーシガレット

女子力は2次元ではなく3次元

共有したい

田舎でひとりでヲタクしてる。休日は何もなければひとりでDVD見てぐたぐたして、舞台などの現場があれば大阪行きのバスにひとりで早朝飛び乗る。コンサートにほんとのほんとにひとりで参加したことは無いけど、Twitterで知り合った方に同行させて頂くので実質ひとりでは?みたいなこととかは全然ある。固定的に一緒に現場が行く人がいないことは融通が利くのでまあいいかなと思うこともある。

朝起きて、支度して、仕事して、帰って、お風呂入って、明日の準備して、寝る、をだいたい5回繰り返すと休みが来て、休みだ休みだって浮かれてたらあっという間に迫り来る平日に押し潰されそうになって、こんな風に生きていくんだと思ったら、もういいやって思う。

いつからか好きなものを好きだって言えなくなった。今までのわたしを知っている人に正面からジャニーズを好きだって言えないと気付いた、ずっと前からそうだった。好きな食べ物は?好きな男性芸能人は?好きな洋服は?わたしはこんな人だっていう自意識の枠の中から外れたくない、こんな人だって思われたら恥ずかしい、がんじがらめになって自己開示がものすごく苦手になった。他人に聞かれ得る質問を想定して最適解を準備するわたしはまじでつまらない奴だと思える。ジャニーズを好きだ、とは今でもなかなか言えない。

ひとりでジャニーズを見て完結していると、自分大丈夫か?と思うことがある。日々のしんどさをジャニーズというエンターテイメントに押し付けて、根本的な解決じゃなくて誤魔化し方を覚えてしまった。正しく健全なジャニーズアイドルの摂取方法じゃないのでは?という疑念が自分の中に生まれたとき、ジャニーズを上手に見れなくなった。混沌とした胸中から目が反らせなくなるから見ていられなくなった。いや、見てたんですけどね。



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地上300mから見た大阪の街は大きかった。わたしの大好きな人が慣れ親しんだ街で、今までのわたしなんて関係ないみたいに大好きなジャニーズの話をしていたら、生きた心地がした。同じものを好きな人と好きなものを共有すると、自分がそのエンターテイメントを適切に面白がれている気がした。共通項として、適切に趣味を楽しめている気がした。自分の中で肥大化した何かが軽くなって大阪の空に飛んでいった。

ひとりで悶々としてジャニーズとそれを見る自分に向き合っていると耐えられくなるけど、こうやって、人と共有しながら浄化したいなと思った。

楽しかった、と言ってくれたら嬉しいし信じるし信じてるけど、仮に嘘でも別に良い。楽しい!!!が精一杯自分の中に生まれたことをしばらく噛み締めていたい。