東京、晴れ、メトロック。
大の字で、足だけベッドの下に下ろして、バタンと仰向けに倒れて、天井を見つめている。
今、めちゃくちゃ気持ちいい。
今東京にいて、昨日はメトロック東京に行ってきた。
疲れてはいる。朝4時半に起きて、朝イチの飛行機に乗って、東京にやってきた。そこからバスや電車を乗り継いで若洲公園に行った。結構歩いたし、ずっと日射を浴びていた。浮遊している感覚になっている。
楽しかった。ぎゅうぎゅうと人がひしめく中で友達と音楽に乗っていた。やばいね、このまま立っていられないかも、と言うくらい人と密着していた。でも人の隙間から見えるアーティストを見ながら、その声を聞きながら、煽りに答えながら、最高だなと思えた瞬間が確かにあった。季節外れに上がった気温と澄んだ空がメトロックの爽やかさをより引き立てていた。
お目当てのアーティストは明確にあった。どれもちゃんと見れた。良かった。でも、お目当て以外のアーティストも含めて、すごく良かった。
アーティストたちは皆、「みんなの人生を支えたい」とか「一緒に歩みたい」みたいなことを言ってくれていた気がする。これまではあんまりピンと来てなかった。素敵な心意気だなとは思うけど、額面通り受け取ることができていなかった。でも今日はなんか違って、額面どおり受け取れた気がする。ここで「最高!」って思えた気持ちを持って帰れたらそれが私のこれからの生活の支えになるなと思った。
一緒に行ってくれた友達はTwitterを通して知り合った友達で、生活圏を全く共有していない。地元の友達で、彼女を知る人は誰もいない。その彼女が「あなたの地元に遊びに行きたい」というようなことを言ってくれた。それが今日すごく嬉しかった。でもごめん、私の地元は本当に何もないところなので楽しませられる自信は無いです……
圧倒的なたくさんの才能を見た気がする。自分の歌や踊りをお金を払って見にくる人がいるって相当すごいことだと思う。無くても生きていけるものを提供することを生業として生計を立てているなんて、ちょっとすごすぎる。
思い出したら泣いてしまう。東京、晴れ、メトロック。